Adobe Creative Cloud。プロ仕様のソフトだけあって値段もなかなかなものですが、学生向けの学割版としてアカデミックパッケージというものがあります。
通常版との違いは値段だけ。機能に制限もなければ商用利用もOKです。
となるとこれ、とても魅力的ですよね。学生じゃなくても・・・
買える方法ないかなー、無理かなー、無理だろうなーと思う人は最後まで読んでみてください。

アカデミック版は学生・教職員個人版のことで、通常版よりかなり安い価格で購入できます。
公式サイトで初年度の価格は通常価格のなんと65%オフ、かなりインパクトのある価格設定となっています。
個人向け通常価格は月額5,680円(税別)ですが、アカデミック版初年度価格は月額1,980円(税別)。2年目以降でも月額2,980円(税別)です。リーズナブルですね。
そんなアカデミック版の購入資格は、アドビ公式サイトで明確に定義されています。以下、引用です。
対象者について
学生価格でご利用頂ける対象は、13歳以上かつ以下に示す教育機関が提供する3ヶ月以上の課程に在籍する学生/生徒の方です。
・学校教育法に規定された教育機関 (中学校、高等学校、大学、高等専門学校、特別支援学校、専修学校、各種学校)
・職業能力開発法に規定された公共職業能力開発施設および職業訓練法人
・行政が運営する大学校のうち、学位が取得できる大学校
参照:アドビ公式サイト
13歳以上というのが1つのポイントですね。学生であっても小学生は買えないということです。昔は幼稚園生でも買えたという話を聞いたことがありますが今は買えません。小学生ならともかく、幼稚園生にはさすがに難しいでしょうしね。

少しでも安く買いたいというのは皆が思うこと。学生って言い張れば買えないだろうかと考えた人もいるでしょう。
これも昔だったら買ってしまえさえすればどうにかなっちゃっていたのですが、今は無理です。
販売形態が変わったことが大きな要因で、昔はDVD(CD)を買うスタイルでしたので代わりに買ってきてもらうということができちゃったりしたのです。もちろん本当は駄目なことなんですよ!
今はサブスクリプション形式の販売のみです。買ったソフトはダウンロードして使います。ダウンロードする時に学生なのかどうかチェックをされます。
チェック方法は学校から支給されたメールアドレスがあるならそのメールアドレスを使って、なければ証明書類を提出する必要があります。
購入資格の証明について
学校が提供する電子メールアドレスを利用:学校ドメインが含まれる電子メールアドレス(xxx@xxx.ac.jpなど)をお持ちの場合は、この電子メールアドレスを入力することで購入資格の確認が完了します。
学校発行のメールアドレスによる証明ができない場合、資格証明書類の提出をお願いする場合があります。この場合の資格証明書とは以下の通りです。
・学生証/学生手帳
・在学証明書
・健康保険証(中学生に限る)
参照:アドビ公式サイト
しっかりと本人であるかどうかのチェックをされるのでごまかしは効きません。いろんな人にただ迷惑をかけるだけなので嘘をついて買おうとするのはやめましょう。

子供がいる人の中には、子供の名義で買ってしまえばいいんじゃないかと思う人がいるかもしれません。
結論から言うとこれも駄目です。公式サイトにちゃんと書かれています。
学生・教職員個人版は対象となる方のみがご利用いただけるライセンスとなります。 ご家族であってもご利用はいただけません。
参照:アドビ公式サイト
たとえ家族だとしても本人だけしか使えないんですね。もちろん譲渡もできません。
そんなの誰が使ってるかなんてわからないだろうと思うかもしれませんが、アドビが本気を出せば把握できるのかもしれないですし、今後どうなるかもわかりません。
そんなことにビクビクしながら使うのは健康上にもよくありませんよね。抜け道を探すより、ちゃんと正規の買い方をして堂々と使うのが一番です。
子供が使うために親が購入することはできます。例えば、購入資格のある13歳の中学生は自分のクレジットカードを持つことはできません。その場合、親のクレジットカードで支払うことは可能です。
それでも通常版は高いな〜と思ってしまうあなた。
アドビスクールパートナーって知っていますか?
アドビが認定したスクールが、独自の講座とセットでアドビのアカデミック版を販売できるという制度なのですが、ほんとに講座とセットなの?という価格設定なんです。アドビ公式の制度なのでもちろん怪しいものではないです。
一番料金がお得な通信講座とのセット販売が認められているスクールは現在4つ。その4つを僕がデザイナー目線で比較した記事を書きました。

これほんと学生じゃない人すべてにおすすめの買い方なので、ぜひ読んでみてください。