AdobeCCのおすすめの買い方が見つかりました!

0から独学でデザイナーに転職するには何をどこまで勉強する?

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グラフィックデザインの仕事に就きたい。

王道なのは美大や芸大に行くことですが、一度就職してからデザインに興味が湧き、デザインの仕事に就きたいと思ってもなかなかそこから美大や芸大を受けるってのはハードルが高いですよね。

デザイン見習くん

はい、とっても。。。

でも美大や芸大に行かなくてもデザインの仕事に就けるのかっていうと・・・実は就けます。

僕がまさにそうでしたので断言できます。

デザイン見習くん

おーっ

ただし、何の知識や技術もなしにデザイン会社に就職するのはさすがに難しいです。

では、何をどこまで身につければいいのでしょうか?

明確な正解はありませんが、ひとつの目安は何でもいいので作品を作れる知識と技術があること

この記事では、最低ライン身につけておくべきことと学び方を紹介します。

目次

デザインのジャンル

デザインとひとことで言ってしまうと簡単なのですが、実はかなり細分化されていて、デザイナーは基本的にそれぞれの分野に特化しています。

グラフィックデザイン、WEBデザイン、ファッションデザイン、建築デザインなど、デザインの対象によって分かれています。

それぞれ専門性が変わってくるので同じデザインではありますが、ジャンルをまたぐ、例えばファッションデザイナーが建築のデザインをするということはまずないです。

僕はグラフィックデザイン、主に紙媒体(チラシ・ポスター・冊子など)をメインに扱っているデザイナーです。

なので他のジャンルのデザインを手掛けることはほぼないのですが、WEBのバナーなんかはたまに作ったりします。同じ平面の広告デザインなのでここは例外ですね。

今回紹介するのは僕の経験を元にしているので、グラフィックデザイナーを目指す人向けに書いていますが、WEBデザイナーを目指す人も知っておいて損はないです。

グラフィックデザイナーになる為に身につけるべきもの

グラフィックデザイナーになる為に何を勉強したらいいのか、まずはこの2つです。

グラフィックデザイナーになる為に勉強すべきもの
  1. デザインソフトの使い方
  2. デザインの基礎知識やルール

デザインするための技術考え方ですね。

まず技術。

今のグラフィックデザインは基本的にPCを使って行います。なのでデザインソフトを扱えることは必須条件です。

特に中途で就職を考えるなら絶対です。求人の募集要項を見てみると、資格のところにたいてい書いてあります。

次に考え方。

基礎知識やルールというのは、そのまんまですが、デザインをどう組み上げていけばいいかの基本的な知識・考え方です。

仕事で携わるデザインはほぼすべてアートではなく商業デザインです。

商業デザインとは、いわゆる広告。クライアントの意向を合わせて作るデザインになります。

商品を売りたい、イベントに集客したいなど、いかにその目的を達成させられるか。そういうデザインが求められるので、単にかっこよかったりおしゃれなものを作ればいいというわけではありません。

どうレイアウトするのが効果的か、どの書体が合うのか、文字の大きさは、鮮やかな色がいいのか淡い色がいいのかなど、悩みどころはたっぷりなんですけど、実は基本というか公式みたいなものがあります。

ま、そこからどう応用するかが大事ではあるのですが、基本を知らなければ応用もできませんよね。

丸暗記というよりは、自分の感覚と照らし合わせて答え合わせをするということですかね。

自分の感覚が理論で説明できれば自信にもなります。なのでうっすらでも一通り知っておくのが大事です。

とにかくこの2つ、技術と考え方の基本的なものを身につけることがデザイナーの第一歩になります。

その他必要な知識

この他に、グラフィックデザイナーを目指すなら印刷に関する知識、WEBを目指すならHTML・CSSといったプログラミングの知識が必要になります。

デザインソフトの使い方

まずはデザインソフトについてです。

デザインソフトはフリーのものから高額なものまで、ネットで検索してみるといろいろでてきますよね。

ですが仕事で使う、特に就職を考えるのであれば選択肢はAdobeのソフト一択です。

よほどのことが無い限り、デザイン会社や広告代理店ではAdobeのソフトであるPhotoshopIllustratorを使っています。

なぜAdobeのPhotoshopとIllustratorなのか、高性能で信頼できるソフトというのはもちろんですが、皆が使っているからというのも大きな理由です。

デザインは、1人で完結するものももちろんありますが、他の人や会社と連携して行うことも珍しくありません。

例えばチラシをデザインしたとして、印刷するために印刷会社にデータを送るとなれば別会社と連携ということになります。

そんなとき、特殊なソフトを使って作ったデータを印刷会社が扱えないとなれば、印刷することができません。

運良くデータ形式を変換できたとしても、色味が変わってしまったり、オブジェクトが消えてしまう可能性だってあります。

だからこそ皆が使っているということが重要になります。

人と同じが嫌なあまのじゃくな人も、ここは我慢して王道を使ってください。

デザイン見習くん

Adobeのソフト持ってないんだけど、買わなくちゃだめかな?高いんだよね??

はい。高いです!

残念ながらというのも変ですが、本気でデザインの仕事をしたいなら購入してください。

たまに、とりあえずフリーソフトで勉強してから移行すればいいやって考える人もいますが、覚えることが増えるだけで遠回りなだけです。

Adobeのソフトを覚えたら、そのフリーソフトはもう使わないと思います。そこに時間を割くのはおすすめしません。

金額を抑えたいというのなら、ソフトをマスターする時間を短縮して1日でも早く就職するほうがお金も時間も節約できます。

就職を考えるなら、後にも書きますが若いということだけでもプラスポイントになります。未経験ならなおさらです。

とはいえ高額なソフトですので買うのを躊躇してしまう気持ちはわかります。

Adobeのソフトは今は買い切ることはできず、いわゆるサブスクの形式での販売のみになります。

料金はこちら

AdobeCCコンプリートプランの通常価格 ※すべてのソフトが使えるプラン

1年契約で、72,336 円(一括払いの場合)

高いですよね。僕も使わないと仕事にならないので少しでも安く買えないものか調べてみました。

公式サイトやAmazonでたまにセールをやっていますが、僕が調べた中ではスクールパートナーを利用した買い方が今の所ベストです。※セールより安いんです!

AdobeCCコンプリートプラン、スクールパートを利用した場合の価格

1年契約で、39,980 円(デジハリで購入した場合)

詳しいことは下の記事にまとめてあります。少しでも安く買いたいと思ったらぜひ読んでみてください。損はさせません。

どこまで学べばいいのか

デザイン見習くん

デザインソフトを学ぶのはわかったけど、どこまで学べばいいの?

デザインソフト、IllustratorとPhotoshopを学べばいいのはわかったけど、どこまで学べばいいのかわからないって話をよく聞きます。

はっきりどこまでって線を引くのは難しいですが、就職を目的とするのなら、作品を作れるレベルがひとつの目安になります。

作品を作りあげるには、新規ファイルの作成から保存(紙で提出するならプリント)まで、一連の作業ができなければなりません。

逆を言えば、作品を作れるのであれば、その一連の作業ができることが証明されます。

求人に応募した際、履歴書と一緒に作品を求められることも多いので、作品は最低1つは作っておくべきです。

学習方法

独学で学ぶのであれば、参考書で一通りの操作を身に着ける。そして作品を作りつつ、その作品でやりたい表現に必要な技を追加で覚えるというのが流れとしてはベターです。

決められたことを順番に覚えるより、必要なことを自ら学びにいくほうが身につきますからね。

それにアドビのソフトはプロ向けのソフトだけあって機能がとても多く、すべてをマスターするのは時間と労力がものすごくかかります。また、バージョンアップの度に機能が追加されたり変更されますので、言い方悪いですけどキリがないんですよね。

ぶっちゃけ全部知らなくてもデザインはできますし、プロでも全部の機能を使える人のほうが珍しいです。むしろそんな人いるのか?っていうレベルです。

なのでガッチリすべて覚える必要は全くないです。

初心者〜初中級者向けくらいの、見て嫌にならないくらいの厚さの参考書を一冊1通りやればOKです。

参考書は大きめの本屋さんに行けばIllustratorの本だけでも何種類もあるのがわかると思います。

参考書っていうのは人それぞれ合う、合わないがあるものですので時間があればパラパラと見比べてみてピンときたもの選ぶのがいいでしょう。こういう本って意外と高いですからね。

それでも選ぶ基準がわからないという人に、参考までに僕だったらこんなところを基準に選ぶという項目をあげてみます。

僕が参考書を選ぶときの基準
  1. フルカラー      ⬅単純に見やすい。途中で白黒になるとがっかりする
  2. 写真や図解が多い   ⬅文字だけだとわかりにくい。わかりにくいとストレスになる
  3. 実践的に学べる    ⬅機能の説明だけだと頭に入ってこない。手を動かしてこそ身につく

まず一番大事なことは挫折しないことです。

内容が濃いものはお得感がありますが、詰め込んでいる分難しくなる傾向にあります。難しくて挫折してしまっては意味がないのでわかりやすさを重視しましょう。

一応僕が書店で見て良さそうと思った本を紹介します。本を選ぶ参考にどうぞ。

この本良さそう【Illustrator入門編】

まずはIllustratorの参考書です。

初心者からちゃんとしたプロになる Illustrator基礎入門

制作現場で必要な知識を身につけるというテーマの本です。初心者向けの内容で、Illustratorの基礎知識から印刷会社に送るためのデータの作り方まで書かれているので、現場により近い知識を身につけることができます。

Illustrator しっかり入門 増補改訂 第2版 【CC完全対応】[Mac & Windows 対応]

世界でいちばんやさしい入門書というテーマの本です。初心者向けですが内容も充実しています。少し古い本ですがその分実績はありますし、基本部分なのでそこまで影響はないです。

この本良さそう【Photoshop入門編】

続いてPhotoshopの参考書です。Illustratorと同じシリーズとして出ているものもあります。

初心者からちゃんとしたプロになる Photoshop基礎入門

Illustratorの本で紹介した基礎入門のPhotoshop版です。項目ごとに学習時間の目安が設定されているので時間を作りやすいです。内容は、写真補正からバナーやカードの作り方までWEBやグラフィックで役立つ知識が得られます。

Photoshop しっかり入門 増補改訂版 【CC完全対応】[Mac & Windows対応]

こちらもIllustratorで紹介したしっかり入門のPhotoshop版です。初心者向けの内容ですので基礎からしっかり学びたい人におすすめです。

MacとWindowsどっちがいいの?

MacかWindowsか問題は、よく聞かれる質問です。

AdobeのソフトはMac版もWindows版もあるので今PCを持っているのであればまずはそのまま使ってみましょう。

その上でやはり動作が重いと感じるようなら新しく購入を検討してみるといいです。

僕のおすすめはMacです。

昔はデザインといえばMacでした。今はWindowsを使うところもありますが、それでも多くのデザイン事務所ではMacを使っています。

なので就職を考えるならMacが扱えたほうが有利といえます。

もし新しいPCを購入するならメモリは最低16GBのものを選ぶかカスタマイズしてください。

僕が会社で使っているMacは8GBしかなく、IllustratorとPhotoshopを一緒に使っているとかなりの確率で落ちます。。。

Adobeソフト、Windows版とMac版のちがい

WindowsとMacではキーボードが異なるのでショートカットに違いがあったりしますが、基本的には同じものです。

ルールを知る勉強

ソフトの使い方と合わせて知っておきたいのがデザインのルールと基礎知識です。

色やフォントの選び方に写真の解像度、レイアウトする上での考え方など、デザインするのに知っておくべき知識がいろいろあります。

まずはデザインの基本的な知識が書かれている本を2〜3冊読んでおきたいのと、チラシなどいろんな種類の広告を見て表現方法を学ぶのがおすすめです。

例えばスーパーのチラシ。特売の品は目立つように大きく目に付きやすい位置に掲載してあります。どうやったら特定の商品を目立たせることができるのか。また、どうやったら美味しそうに見えるのかなど、今まで何気なく見ていたものも見方を変えるとデザインの意図が見えてきます。

電車通勤をしているのなら、中吊り広告を見てみるのもいいでしょう。

こんな風に、デザインはそこら中に溢れています。それぞれのデザインが何を伝えたくてそのデザインになっているのか意識してみると面白いですし勉強になります。

ただでできることですし、ぜひやってみてください。

デザインルールや知識を学べる本もいくつか紹介します。

デザイン知識が学べる本

デザイン知識系の本は、用語の説明や理論的なもの、実例から解説する感覚的なものと、書かれている内容は同じだとしてもアプローチが様々でいろいろみてみるのをおすすめします。これらの本は、初心者を抜け出したころに再度読んでみると新たな発見があったりするのも面白いです。

誰も教えてくれないデザインの基本

実際にデザインする上で役立つ知識やテクニックを解説している本です。デザインの教科書って感じです。

デザインの基本ノート 仕事で使えるセンスと技術が一冊で身につく本

実際のデザイン制作の流れとともに、用語など解説している本です。作例が多く実践的です。

なるほどでざいん

デザイン本のなかではかなり有名な本です。具体例から感覚的に身につける本です。タイトルどおり「なるほど」と思ってしまいます。

デザイナーじゃないのに!

こちらはちょっと異色、デザイン本の漫画版です。漫画なので読みやすいので最初の一冊に最適です。

センスがないとデザイナーになれない?

「センスがないとデザイナーになるのは難しい!」

僕は異業種から転職してデザイナーになりました。こんなふうに、そもそもデザイナーなんて美大卒のセンスの塊のような人しかなれないものなんだと思っていました。

実際問題センスは大事です。ただデザインセンスって先天的なものではなく僕は知識と経験の融合だと思っています。

なので異業種からの転職は回り道ではありますが、他の人にない経験と考えればプラス要素にもなります。

あとはどう磨いていくかです。

日頃からいろんなデザインに触れ、視野をひろげていきましょう。

また、「勝てるデザイン」という本に載っているワークをやってみるのもおすすめです。本の内容自体もとても面白く勉強になります。デザイナーを目指すなら必読じゃないかなと僕は思います。

勝てるデザイン

いわゆるデザインの解説書ではなく、著者のストーリーをもとに、デザインの考え方が学べる本です。著者が実際に行ったデザインワークも載っているのでデザインセンスの磨き人にもおすすめです。

鬼フィードバック

ディレクターとデザイナーのやりとりが書かれた本です。最初に作ったデザインから完成するまでの過程が詳細にかかれています。修正の意図など、他人の思考を覗けるのが面白いです。自分だったらどうするだろうと考えながら読むととても勉強になります。

集大成で作品をつくる

デザインの基礎知識、デザインソフトの使い方をひと通り身につけたら次は実践編、作品を作ってみましょう。

作るものはロゴでもバナーでもポスターでも何でもOKです。自分が作りたいもの、世界観を出せるものが一番ですが、こだわりすぎていつまでも仕上がらないよりはまずは簡単なものでも一旦最後までやりきることを重視するといいです。

実際の仕事でも期限が短く制作時間がギリギリの時は、泣く泣く妥協しなければいけないことがあります。どんなにいいものでも、期限を過ぎてしまえばデザインそのものが必要なくなってしまうからです。

とりあえず形にしてから時間の限りこだわる、そういう作り方も現場では必要になってきます。

作りたいものがあるのが一番いいのですが、もし何も思いつかないようでしたら、既存のものを真似して作ってみるというのもありです。例えば映画のフライヤーをフリー素材で再現してみるとかは面白いと思います。

タイトルロゴも分析して再現してみたらとても勉強になります。

作品によって難易度が変わるのもいいですし、最新のものでしたら映画館に行けばただでもらえますからね。

僕は映画を観た帰りによく貰ってきます。

デザインの資料としても集めてみてもいいですよ〜。

フリー素材はこのあたりが有名です。仕事でも使えるものですのでいくつかのサイトはチェックしておきましょう。

作品をひとつ完成させることができれば、もうデザイナーの仲間入りです。

勉強に終わりはないですが、ここまでで就職に必要な最低限のスキルは身についたかと思います。

まずはここを第一のゴール地点として学習してみてください。

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この記事を書いた人

デザイナー歴16年の会社員デザイナー。Mac好き、イラレ好き、フォトショまあまあ。漫画や映画をデザインの糧にしてます。このブログではデザインに関することを中心に発信しています。インスタで毎日ロゴをアップしてます。Twitterはサボリ気味。。。

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