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グラフィックデザイナーの適正とは?やはりセンスが必須!?

 

グラフィックデザイナーを目指すのに一番重要な要素はセンス。センスがなければグラフィックデザイナーを目指すべきじゃない。

 

って僕は昔思っていました。デザインの学校に行ったわけでもなく、ただモノを作ることが好きなだけ。デザインの仕事ってなんかカッコいいけど、自分が考えたモノなんて世の中に受け入れられるわけがないって。

 

これはグラフィックデザイナーの仕事についてよく知らなかったからこその考え方ですね。

 

実際にグラフィックデザイナーになった今は考えかたが違います。

 

センスはあるに越したことはないけれど、一番重要なものではありません。センスだけでデザインをしたいのであれば、グラフィックデザイナーではなく芸術家を目指したほうがいいです。

グラフィックデザイナーはクライアントがいてこそ

グラフィックデザイナーが芸術家と違うところは、デザインをする目的でしょう。芸術家は自分が表現したいものを自由にデザインする、自己表現が目的のデザインですが、グラフィックデザイナーはクライアントがいて、そのクライアントの利益に基づいたデザインが目的になります。つまりクライアントを無視した自分勝手なデザインをするわけにはいかないのです。

 

グラフィックデザイナーの主な仕事である広告デザインは、当たり前ですが広告することが目的です。対象の商品やサービスがどういったものなのか、なにが特徴で売りなのか、値段はどれくらいなのかなど、見てくれた人に価値を伝える。そのうえで興味をもってもらい行動してもらうことが最終目的になります。そこがブレてはいけません。

 

戦略的にあえてわかりにくくするといったテクニックもないわけではありませんが、多くの場合は通用しません。いくらかっこいいデザインを作ったからといって、何を伝えたいのかわからなければ意味がないのです。

 

グラフィックデザインは理論がわかればどうにかなる

クライアントがいて、伝えたい要素が明確である広告のデザインにおいては、8割がた理論だけで構成できます。残り2割はセンスとも言えますが、それも人それぞれの考え方によるところなので、正解はひとつではありません。

 

クライアントの意図と合致するものであれば正解、さらに成果を上げることができれば大正解です。まずは理論を知りましょう。といってもそんなに難しいことではないです。よくよく考えてみれば当たり前のことです。

 

広告デザインの理論とは

理論について簡単に説明します。難しくないとは言いましたが、理論っていうと逆にとっつきにくく思えてしまうでしょうか。突き詰めれば確かに難しいかもしれませんが、最初はそこまで深く考える必要はありません。

 

「何を伝えたいデザインなのか」を考えて組み立てていくこと。

 

まずはこれだけで大丈夫です。当たり前のことですけど、ざっくりしすぎてますかね。なのでわかりやすく例をだして説明してみます。

 

例えばこんな感じです。

 

2月1日にカフェがオープン。その日は、1日限定でコーヒー1杯100円という広告を作るとします。

 

要素を箇条書きにしてみると

  • 2月1日
  • カフェオープン
  • この日1日限定
  • コーヒー1杯100円

と、4つの要素に分けることができます。

 

ここで、何を伝えたい広告なのかを考えていきます。

 

普通に考えるなら、2月1日にカフェがオープンすることを一番に伝えたい広告になります。

 

では、先程の4つの要素に優先順位をつけていきましょう。優先順位の高いものから並べ替えます。

  1. カフェオープン
  2. 2月1日
  3. コーヒー1杯100
  4. この日1日限定

2が1にかかり、4が3にかかる形ですが、順番はこのようになります。

 

この優先順位で簡単にポスターをデザインしてみます。
※わかりやすさ優先なのでダサいのはご勘弁を…

こんな感じになりました。

 

優先順位に沿ったデザインになっていますね。

 

では次に、要素は同じで切り口を変えてみましょう。

 

クライアントの要望で、とにかくコーヒー1杯100円を打ち出したいとなった場合です。

 

こちらも優先順位をつけてみます。

  1. コーヒー1杯100
  2. この日1日限定
  3. 2月1日
  4. カフェオープン

はい。先程の順番とは全然違う順番になりました。

 

1番目立たせたいコーヒー1杯100円にかかるのがこの日1日限定。この日にかかるのが2月1日なので日付が3番目になり、先程1番だったカフェオープンの優先順位が最下位に下がってしまいました。

 

こちらをポスターに落とし込んでみるとこんな感じです。
※これもダサいですけどあえてですからねあえて…

先程のポスターのデザインとか違うものになりました。

 

わかりやすいように2つを並べてみます。

 

要素が同じでも、伝えたいことを変えるだけでデザインが変わりました。

 

これが「何を伝えたいデザインなのか」を考えて組み立てること、デザインの理論です。

 

例として作ったポスターを見てもらうとわかるとおり、ここまでは特にセンスが必要なことではないですよね。単に理論を形にしただけです。これだけでも一応伝えたいことは伝わるのではないでしょうか。

 

プラスアルファでもっとわかりやすく

ただし、これは本当に最小限の表現だけです。ちゃんと読んでもらえばわかりますが、ぱっと見ではちょっとわかりにくいかもしれません。そしてさすがに味気ないですよね。なのでここから少し装飾をしていきましょう。

 

とはいっても伝えたいことをわかりやすくするための装飾です。難しく考えることはないです。

 

今回はカフェということを伝えたいので、カフェのイメージを。色・イラスト・写真などをつかって装飾してみましょう。

 

こんな感じです。
※もうなにもいいません…

ここまでやるとなんの広告かというのがわかりやすくなります。見る人に伝わるデザインがつくれたのであればとりあえずは合格です。ここまでが基本の理論プラスアルファです。

 

理論的な考えだけである程度デザインが組み上げられることがわかってもらえたのはないでしょうか。この先からはセンスも必要になってきますが、それは場数を踏んだりいろんなものを見たりすることによって身につけられるものです。まだグラフィックデザイナーを目指す段階なら気にするところではないです。

 

まとめ

センスがないからデザイナーを目指すのを躊躇してしまうというのはもったいないことです。まずはセンスより理論、法則を知って伝えたいことを表現できることが重要です。そこにセンスはまだ必要ありません。確かにセンスがあるに越したことはないですが、後から身につけることができるスキルです。

 

さらに言ってしまうと、センスなんてひとそれぞれです。かっこいいと思えるものがあればそれがあなたのセンスにつながります。こんなデザイン、自分には絶対に思いつけないと思ったとしても、すごい、かっこいいと思うものをたくさん見ることによってセンスは身についていきます。そしてそれらが組み合わさり、自分の考え方もプラスされてオリジナルのセンスが出来上がっていくのです。

 

なのでセンスは天性のものではないです。経験値+αって考えてもいいんじゃないでしょうか。センスを磨きたいと思うなら、いろんな経験をしましょう。そしていろんな感想を持ちましょう。ふだんの何気ない行動も、見方を少し変えるだけで見えるものが変わってきます。その積み重ねがセンスにつながっていきます。

 

なので「センスがなければグラフィックデザイナーを目指すべきではない」ではなくて、「グラフィックデザイナーを目指すと決めたらその瞬間からセンスを磨く努力をしよう」というのが今の僕の考え方です。

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